西本智実(指揮者)のルーツは長崎県平戸市の生月島・隠れキリシタンが伝承した「オラショ」を世界に

こんにちは(Ф∀Ф)

キジトラです。

2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された

「長崎と天草の潜伏キリシタン関連」

江戸時代の初めから250年にわたり

禁教となったキリスト教。

厳しい迫害や過酷な弾圧が

繰り返されていた中で

ひそかに信仰を守り受け継いできた

潜伏キリシタンへの関心が

高まりましたよね。

2月23日(土)夜9時~放送の

【世界ふしぎ発見!】は

「新・世界遺産 長崎からバチカンへ 信じる心が繋いだ奇跡」

と題しまして

隠れキリシタンに伝わる風習や

代々口伝えで唱えられてきたオラショについて

探っていく興味深い内容となっています。

このオラショを世界に紹介しているのが

世界的指揮者の西本智実さんです。

西本智実さんのご先祖は長崎県平戸市の

生月島(いきつきしま)出身。

自身のルーツを知った西本智実さんは

生月島の隠れキリシタンが守り信仰してきた

オラショをバチカンで演奏し

その存在を世界に紹介しています。

今回は西本智実さんのことや

生月島の隠れキリシタンが長年に渡って

守り伝えてきたオラショについて調べてみます。

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<目次>

  • 西本智実さんのプロフィール
  • 西本智実さんのルーツについて
    • ご先祖様は生月島(いきつきしま)出身
    • 隠れキリシタンの風習
  • 隠れキリシタンが伝承する「オラショ」とは
  • 西本智実さんは「オラショ」を世界に披露

西本智実さんのプロフィール

出典:PRESIDENT STYLE

名前 西本 智実(にしもと ともみ)
生年月日 1970年4月22日
年齢 48歳(※2019年2月現在)
出身地 大阪府大阪市
学歴 大阪音楽大学作曲学科卒業
職業 指揮者

西本智実さんはお母様が

ピアノ教師をしていたことから

幼少の頃からクラシックを聴いて育ちました。

子供の頃からすでに将来の夢を

決めていたのでしょうか。

西本智実さんは大阪音楽大学作曲学科へ。

大学在学中からオペラ公演の副指揮者として

経験を積んできました。

大学を卒業後は、

ロシア国立サンクトペテルブルク音楽院に留学。

これまでにロシア各地のオーケストラで

主席指揮者や主席客演指揮者を務めるなど

日本人としてロシアで異例のキャリアを積みました。

日本では1998年にデビュー。

京都市交響楽団を指揮しました。

これまでに世界約30か国から招かれる

国際的な指揮者となった西本智実さんは

ロック界の貴公子・THE ALFEEの

高見沢俊彦さんとコラボしたりと

最近ではクラシックの垣根を

超えた活動もしています。

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西本智実さんのルーツについて

西本智実さんのルーツは長崎県平戸市にある

生月島(いきつきしま)にあります。

ご先祖様は生月島(いきつきしま)出身

西本智実さんの曾祖母は

生月島(いきつきしま)の出身

西本智実さんは30代の時に自身の

ルーツを知るために生月島を訪れたそうです。

生月島は長崎県平戸市の西北端に浮かぶ島。

禁教令により弾圧を逃れたキリスト教徒が

この島で密かに信仰を続けた人々、

いわゆる隠れキリシタンの島

として知られています。

ちなみに、世界文化遺産に登録された

潜伏キリシタンというのは

禁教令の期間中に表向きは

仏教徒を装いながら

密かにキリスト教を

信仰し続けた人々のことです。

隠れキリシタンマリア観音

オラショなどといった独自の風習を

禁教令が解かれた後も守り続けている

人々のことを言います。

生月島には現在も300人の

隠れキリシタンが生活しています。

隠れキリシタンの風習

隠れキリシタンは仏教や神道を

信仰しているように振る舞うことで

キリスト教の信仰を守ろうとしてきました。

また教えを講う宣教師もいない中

独自の信仰を育んでいきました。

禁教令によってキリスト教信者は

堂々と聖母マリアの像などに

手を合わせることができなくなりました。

そこで、隠れキリシタンは

観音菩薩像を聖母マリアに擬して

祈りをささげていました。

それがマリア観音です。

そしておしかえもまた独自の信仰で

伝承された一つです。

3か月に1度、信者たちが集まり

運勢を占います。

使うのは「おしかえ(御札様)」と

呼ばれる木でできた札で

隠れキリシタンのご神体の一つ。

おしかえ」の元となっているのは

聖母マリアとキリストの生涯を

15の場面に分けて描いた宗教画の

「マリア十五玄義図」と言われています。

もともとはマリアとキリストの生涯を

学ぶためだったと考えられていますが、

現在は信者にとって3か月に1度の

楽しみとなっているようです。

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隠れキリシタンが伝承する「オラショ」とは

西本智実さんの曾祖母が生まれた生月島には

隠れキリシタンに伝承されてきた

オラショと呼ばれる祈りの歌があります。

オラショは日本語、ラテン語、

ポルトガル語が混じり合っています。

日本語の中に聖人の名前や

神を称える言葉が織り交ぜられたオラショ

長く続いた迫害を乗り越え、

受け継がれてきました。

オラショはラテン語の「オラシオ”Oratio”」に

由来するもので、「祈り」という意味。

長い間口伝えに伝承してきたため

呪文のような不思議な言葉になったオラショ

その意味や内容まで理解した上で唱えている人は

あまりいないのだとか。

実はオラショの原曲は

グレゴリオ聖歌でした。

グレゴリオ聖歌はクラシック音楽の

原型にもなったといわれています。

西本智実さんは生月島に

伝わるオラショの存在を

祖父から聞いて知っていました。

西本智実さんは「オラショ」を世界に披露

2013年、西本智実さんは

バチカン国際音楽祭の一環として

ローマのサン・ピエトロ大聖堂で行われた

ヨハネ・パウロ2世の死去10年を

記念するミサに指揮者として招聘されました。

その時に演奏された曲は

『ラウダーテ・ドミヌム』

『ヌンク・ディミッティス』

『オー・グロリオーザ』の3曲。

生月島の隠れキリシタンが450年にわたり

伝承してきたオラショの原曲である

グレゴリオ聖歌を西本智実さんが

復元演奏しました。

この2013年の初演以来、西本智実さんは

毎年、バチカンに招聘され、指揮を務めています。

出典:PRESIDENT STYLE

生月島に隠れキリシタンの伝承があることを

バチカンでの演奏を通して

西本智実さんは世界に伝えているのです。

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まとめ

今回は世界的指揮者の西本智実さんと

西本智実さんのルーツである

長崎県平戸市の生月島に現在も暮らす

隠れキリシタンや現代にも残る風習について調べてみました。

長きにわたりひどい弾圧や迫害を

受けてもなお信仰を忘れなかった人々。

彼らにとってキリスト教は

お金には替えることのできない

心のよりどころだったのですね。

しかし、私には納得しがたい

部分もあるのです。

世界文化遺産に登録された

「長崎と天草の潜伏キリシタン関連」に

属する12の構成資産には、

西本智実さんのルーツである

生月島が含まれていないことです。

禁教令の時代から今なお続く

隠れキリシタンの独自の信仰は

すでにカトリックとは違うものと

見なされてしまったのかもしれません。

隠れキリシタンの人々は

キリスト教の信仰を守りながらも

他の宗教の人々と同じ土地で

共生する道を選び、そのために

信仰の形を変えていったのだと思います。

ご先祖様が必死で守ってきた信仰を

今さら変えることはできないですものね。

西本智実さんが生月島に伝えられるオラショ

世界に伝えていってくれているので

今後も隠れキリシタンの信仰が

消えることはないと願っています。

ちょっと熱くなってしまいました。。。

2月23日の【世界ふしぎ発見!】も楽しみです。

今回も最後まで読んでいただき

ありがとうございました♪

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